30代おっさんのラノベ感想文

30代のおっさんが読んだラノベの感想を徒然なるままに綴るブログ。

小説魔動王グランゾート ~ケセラセラで月面旅行と大冒険~

続いて、少年時代に読んだ記憶のあるラノベは。。。

 

広井王子著の『魔動王グランゾート』(たしかこれは3部作)

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角川スニーカー文庫から発売されていた。
調べても今はもう売っていない…。
絶版なのだろうか。

 

アニメのノベル化作品ですがオリジナル色が強かように記憶している。

当時、魔神英雄伝ワタルが流行っていたんですよね、周りで。
で、続いてグランゾートも流れで見ていた。
とはいえ、特にグランゾートの方は自分が住んでいた地域で放送時間が変わったりと
最初の方を見逃してしまい、なぜ主人公の遥大地くんが夏休みに月にいくことになったのかストーリーの流れが全然わからん。。
ということで小説を読むことにしました。

 

あ、アニメを知らない人には月に行くとか意味わかんないと思いますが、
物語の世界は近未来的な世界で、月面開発が進み人が住んでるんです。
で、主人公が月への旅行をクジの景品で当てて月面旅行に旅立つんです。たしか。

 

でも、月に行くまでが結構長い!(笑)

3部作なのに最初の1巻まるまる月に行くまでの話だったような。。。
で、残り2巻で怒涛のようにストーリーが進む。
遥か昔に月に封印されたマシンのグランゾート(?)に乗って同じく月に封印されていた悪い人たち(かどうかも定かではない謎の組織)と戦うというのが大筋の話なのですが、小説ではグランゾートになんてほとんど乗ってないじゃん!で子供心にタイトル間違ってないか?と思ったもんです。
アニメの方も、主人公とガスっていう武者修してる少年と高耳族(なんか遥か昔から月に住んでるウサギ耳の人間)のラビって少年との友情物語的な感じで、その辺の要素はちゃんと小説でも描かれていた(ような気がする)。
でも、ちょっと物語全体が短すぎて記憶にほとんど残っていない(笑)

 

記憶にあるのは大地くんのお母さんが鼻歌でよく歌っていた昔の歌

 

ケセラセラ

 

のフレーズだけ!

 

小学生一人で月面旅行に行くなんて!と反対するお父さんを「なるようになるわよ」とお母さんが息子を一人旅行に送り出す。
かわいい子には旅をさせよ。
最近の行き過ぎた過保護具合を考えると正しい気はしますが。。
でも、さすがに月に送り出すのはやりすぎじゃございませんか?という気がしないでもない。


やはり、アニメやラノベの主人公張るにはたとえ小学生といえど未知の世界に飛び込む無謀な勇気が必要なんですね。 

自分が小学生のときに、一人で月行ってきなさいと言われたら、絶対行きたくないと泣き喚いた自信あり!
ボクには無理だよ。。。

 

この小説、売っていないと最初に書きましたがAmazonの中古本で取り扱いありました!